2020年12月25日

風に吹かれて

いよいよ風の時代に突入しましたね。

お空の天体現象はあっさり終わりました。ノストラダムスの大予言みたいに、空から魔王が降ってくることもなく、大地が揺れることもなかった。(いや、揺れたとこもあるけど)



まあ、ノストラダムスも真っ青なほどの災禍に見舞われ中の人類ですから、平穏無事なんて全然言えないのですが、もう1年近くもこんな状況に生きてる地球人類は、いま生きてるだけで、立派に風の時代に対応できているのでしょう。で、まだまだ続きそうなこの状況。ここが頑張り時ですね。


さて、風の時代と言われますが、タロットカードで言えば、こんな感じ。


小アルカナの4つのスートは、地水火風という4元素を表していて、風の元素はソードです。ソードは、知識、情報、意見など、目に見えない頭脳的な事柄を象徴します。

昔はそのまんま「剣=武器」を表したのでしょうが、21世紀において、武器とはすなわち情報です。情報は、人を殺しもするし、幸せのお手伝いもする。

ですが、ネットがらみの事件が多いからといって、じゃあみんなネットやめようぜ、ってことにはもはやなりません。今はネットワークなしに世界は動けない。風の時代ってそういうことです。


これまで長い間、人類は地の時代を生きていました。


ペンタクル(金貨)は、お金や土地、肉体など、目に見えるもの、形あるものの象徴です。人類は長いこと、これらに価値を置いてきました。

たとえば、領土や地下資源など実体あるものを奪い合って戦争してきました。そのため多くの人が犠牲となって亡くなりました。

ところが、今はどうでしょう。全世界で非常事態、緊急事態の戦争状態ですが、相手は目に見えないウィルスです。そのせいで多くの人が亡くなっています。直接ウィルスで亡くなるだけでなく、関連死(病死、自殺)も加えるとその数はさらにハネ上がるでしょう。

これは、いかにも風の時代らしい出来事です。

コロナは全然ありがたくないものですが、しかし私たち人類に色んなことを気づかせてくれました。凄いなあと思います。

個人レベルでは、自分にとって何がいちばん大切か、これからどう生きたいか、不要なものムダなものは何か等々、今までスルーしてきた問題に答を出さなくては前に進めなくなりました。皆さんもきっと、いろんなことに答が出たのではないでしょうか。それだけでも、風の時代にしっかり乗っている証拠です。


ただ、ひとつ、気をつけるべきことがあります。

風の時代というと、身軽で軽やかで自由な時代、とイメージしがちですが、ネットが果てしなく自由で広い世界を提供してくれる反面、ネガティブな現象ももれなく付いてくるように、風の時代もマイナス面はしっかりあります。

私が考える風の時代のマイナス面の最たるものは、情報に踊らされる、声の大きい人の意見に左右される、安定感がなくなり風のようにフラフラする、という点です。

今までもこういう危険はありましたが、これからはさらに注意が必要です。しっかり自立して、客観的に物事を把握できるクールな視点(これも風の要素)を確立してください。ひとつのことに執着する必要はまったくありませんが、フラフラ流されそうなときは、踏みとどまって内省してください。

そういうことがうまくできれば、風の時代は、個々人が輝いて自由に生きられる私たちの時代です。プラスもマイナスもしっかり踏まえた上で、これからの風の時代を楽しんでいきましょう。


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