2019年11月26日

桜子ソーラーリターン2019

さて、今年もやってきました私のソーラーリターン。
ソーラーとは太陽のことですが、その太陽が、出生時の星図と同じ場所に還ってきた日がソーラーリターン日です。ざっくりいうと誕生日なわけですが。

ただ、太陽は出生時と同じ場所にありますが、それ以外の惑星はたいがい別の場所にあります。
その星図を読み解いて、今後一年間の状況を予測するのに使うのがソーラーリターンのチャート図です。

あいにく私は占星術師ではないので、専門的な鑑定はできません。
なので、毎年、ソーラーリターン図からサビアンシンボルを出して、おおよそのイメージを楽しむというのをやっております。

毎年、アップしているので、記念と記録のため、今年もアップしますね。本人的にはちょっとドキドキですが、読者の方は、しょせん他人事ですから、どうぞお気軽に楽しんでくださいませ。

サビアンシンボルのサイトをみて、そこで各度数のシンボルをピックアップしていきます。すると、下記に挙げたような、マイ・サビアンシンボルができあがります。これで、今年の誕生日から、一年間のおおよその傾向というかイメージがつかめます。サビアンシンボルは物語形式の文なので、イメージが自由に膨らむところが気に入っています。

今年は冥王星など外側の遠くの惑星達のサビアンも見てみました。

さて、来たる誕生日から一年間の傾向はいかなるものかっ???


2019年桜子誕生日のソーラーリターンサビアンシンボル
※サビアンシンボル解説は「サビアンシンボル辞典」から引用転載。


月(パーソナルな感受性)................. 牡羊座 24度

内側にむかって吹く風で、開かれた窓のカーテンがコーヌコピア(豊穣の角)の形になる

物理的な生活が十分に満足したものになると、人はより高度なものを求めるようになる。ごく日常的なしあわせな状況は、その人から見ると退屈なもので、官能的な"気"がはりつめた風船のように充実して限界まで到達すると、それはいままでの生き方の限界を突破するエネルギーに変わる。
生命力はいままでの常識を突破して、高度な霊的な世界を知覚するようになる。
風(ネウマ)が、オープンマインドの窓に吹き込み、人格の家の内側に膨らみをつくり出すような刻印をするとルディアは述べている。
これはただ単にオープンマインドを示すにとどまらず、心の非常に繊細な感受性が、霊的な影響をキャッチして、その形を自身のなかに刻印する。こうした高度な質性を獲得する特殊な度数だ。
超自然的な影響によって、生活が変わってしまう、人が変わってしまうことだ。
神秘体験や、霊中枢チャクラの目覚めなどは、この度数に関係すると述べる人もいる。
それ以外にも、ファンタジーな芸術・文芸などに対する才能をも物語るようだ。


水星(知的活動)......................... 蠍座 22度

鴨を打つハンター

人のなかに残る本能的な攻撃性を、社会があるシステムを設けて、そのエネルギーを吸収してしまう。
ハンターというシンボルは、社会のなかでゲーム的にこうした本能のはけ口が用意されている図だ。
その意味では、風俗営業なども、この度数の分類に入るだろうと思う。
21度で社会は、個人の欲求を許容しなかったが、ここでは逆転して、それを歓迎する。
すべての人が離反してしまわないように、個人の衝動を吸収する方法を考案してしまうのだ。
攻撃性を儀式化することで、それを洗練させる。
個人的な趣味を主張することを社会がニーズとして受けつける。わがままが通る。そして社会はむしろそれを流行化してしまう。
この度数を持つ人は、たとえば代替行為として、暴力小説を書くことで、その衝動を商品化してしまうように、ゲーム的な面で欲求を満足させる生き方を見つけ出すべきだ。


金星(愛と楽しみ)..................... 蠍座 7度

深海の潜水夫

冒険心は、内面にむかう。
たとえ外面的ななにかを調査しようとするときでも、関心の焦点は非常に精神的な事柄である。
多くは自分の心の深層におりる試み。
自分にとって意味あるものを求めるという意味では、他の人にそれがなにを意味しているか、どう貢献するかは問題とはなっていない。
深い探求心。潜在意識の広大な海に飛び込むので、霊的な危険に対する強度とか、忍耐力が必要だ。
これは無意識に対する挑戦といえる。
そしてもどってきたときには、人格に大きな変化が起こっている。
この度数をもっている人を観察すると、自分の直観にかすかな手ごたえを感じると、どんどんと深層の世界を探求していくという冒険心がかなり強いようだ。
また詩人や作家にもあらわれやすいと思われる。内的なダイナミズムに魅惑される人。


火星(仕事)...................... 牡羊座 17度

婚期を過ぎた未婚の高貴な女が2人、沈黙して座っている

人間の生産性は、具体的には男女という形であらわれることになる陰陽原理の交わりで活発化する。
ところがこの度数では、男女という二分化がされないため、心理面での発展性が阻害され、自己愛的に自己にむかった姿を示しているシンボルで、ここでは2人の人間は、男女ではなく、鏡に映る自分自身。
世俗的な発展や幸福を拒否した姿だ。
心の力、夢見る力が衰退し、気分が落ち込んでくる。
自分の夢を外界に投影する機会を失ってしまった。
この度数の持ち主は、いわゆるクライ性格であることも多いが、創造的な方向性を拒否する姿勢にむかう理由は、まず自分のおかれた現実を直視し、純粋な内省する力を獲得しようとしているからだ。
冷静沈着な考え深さが特質で、ものごとの虚飾やごまかしを嫌う人だ。
この度数の所有者で、しばしば非常に鋭い知性の持ち主に出会う。


木星(発展性)..................... 山羊座 26度

滝の虹色に輝く霧の中で踊る自然霊

水の霊が象徴的に登場するこの度数は、生命を生き生きとさせ、意識の流動性を刺激し、人を回復させる、不思議な原理について語っている。
この度数を持つ人の全体の傾向としては、非常に繊細な、芸術的な感性があることで、おもに詩的な才能として開花する資質だ。
微妙な色彩感覚とか、情感のこまやかな変化などをうまく表現できる。
水は降下していく原理。
すなわちこの人の、あらゆる多様な方向への豊かな感受性の浸透を示しているが、どちらかというとあまり行動的ではない資質といえる。
贅沢な感覚、あまり簡素な方向にはむかわない性質も特徴といえる。
この度数をもっている人は、芸術的な分野で成功しやすいといえるので、自分の才能についてもう少し真剣に考えてみよう。


土星(課題)..................... 山羊座 29度

紅茶占いをする女性

紅茶占いというのは、ティーカップに落とした紅茶の雫の形を見て、将来などを占う方法だ。
おなじように、壁の滲み、雲の形などからも、なんらかの兆候を読み取ることはできる。
28度が透聴的な能力とすれば、この29度は透視能力に関連しているといわれている。
日常的な出来事のなかにあらわれた霊的な暗示を読み取る能力だが、対向にあるのが蟹座29度ミューズの女神だとすれば、この山羊座29度の人には大きな直観力や、ものごとを予知的に観察する優れた才能があることになる。
山羊座28度が、純粋に霊的な言葉のみに耳を傾けるのに比較して、ここでは実用的な方法で、この透視的な才能や、直観的に兆候を読む才能を生かすのが特性だといえる。
ただし、シンボルどおりに、占い師的な才能があるかどうかは、やや疑問が残る。
むしろ透視的なイメージから知識を獲得する傾向が強いと思われる。


天王星(飛躍・独創性)..................... 牡牛座 8度

雪におおわれていない土地にあるソリ

まだ冬がきていないのに、冬の到来に備えて準備すること。
文化的な産物をあらわす象徴は、牡牛座6度では橋、7度では井戸、8度ではソリという姿で暗示されている。
自分の未来の生き方をはっきりと意識したサマリアの女は、自分も含めて、未来に生き延びるために、伝統的な文化の産物も利用しなくてはならないと自覚し、将来のために準備するという度数だ。
7度も、8度も、多くの人はすぐには気がつかないが、あとで急速に重要性を帯びてくる事柄に注意を払うことができる能力がある。具体的には、養老院とか、あるいはなんらかの教育施設など、未来にやっと役立つような計画を温め、その準備をしている人などに、この度数が強くはたらいていた。
とくに現代の社会状況では、この度数の持ち主は重要なはたらきをするだろう。
将来のために準備し、多くの人が見向きもしないことでも、忍耐強く計画的な生活をする能力。


海王星(精神世界)..................... 魚座 19度

自分の弟子に教授するマスター

本当の意味で教育や学習をしたいと思うのなら、誰か先生に直接習わなくてはならない。
これは口伝などによる教育に関係した度数だ。
結果的に、この度数の持ち主は、公開できないような特殊な秘密情報などにも通じてきやすいようだ。
また、シンボルの師と弟子という関係は、昇進や地位の獲得も、ツテを通じて実現されるという条件を暗示している。
勉強する場合、誰にも手に入るメディアを使った一般的な学校などよりも、直接個人的に教授される弟子入り制度などに縁が深い。
もしなにかを学びたいときには、この度数の持ち主はよい先生を探す必要があるが、因縁的な対人関係の傾向があるので、自然に結びつく関係が大切になる。
また小さな個人的な範囲にとどまるところで、教えたり教えられたりする関係の仕事として塾の先生などもある。


冥王星(破壊と再生)..................... 山羊座 24度

女子修道院に入る女性

あまり世俗的でない目的のために、社会や世俗を捨て、目的に一心に集中する。
しかし現代では、修道院はあまり一般的なものではない。
だからなにかの目的のために、陰遁者のような暮らしをしたり、社会から逃避する姿勢をあらわしていることが多い。
対向にある蟹座の24度は、理想の生き方を求めて、南の島に逃走する、というシンボルがあらわれていたので、ここではある特別な目的のために、社会の価値を否定する、という事態になりやすいのだ。
また現実にこの度数の持ち主をみていると、ある一定期間、特殊な環境に閉じこめられたり、自由のきかない人生を強制されるケースがある。
簡単には抜けられないような組織や団体に所属したり、宗教的な活動をする場合もある。
また自宅から一歩もでない生活をする人も。



去年のソーラーリターンはこちら。なかなか興味深いです。
こんな一年になるなんて、ほんと予想もしてなかったよね。
http://inoxsakurako.blogspot.com/2018/11/2018_26.html




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2019年11月22日

タロット占いの質問の作り方~どうなる?orどうする?~

久しぶりにタロット記事を書きましょう。

占う方も占ってもらう方も、馴れてくると、質問の仕方で答えがずいぶん変わってくるということを感じられるかと思います。

とくに占う方は、漠然とした不安や心配事をそのままタロットに訊いても、漠然とした質問にはやっぱり漠然とした答えしか返ってこないので、私って下手なのかしら?どうしてピシっと読めないのかしら?なんて、自信をなくすかたも少なくないのではと思います。

たとえば、職場との相性が悪くて(人間関係・労働条件等々)この先どうなるのかという不安を抱えている場合、「〇〇さんの仕事の今後」というテーマでタロットを展開しても、ピカリと光るいい答えが返ってくることも稀にあるかもしれませんが、たいていの場合、「う~ん・・・」な微妙なカード展開で、バシッとした答えが返せなくて、ううっうまく読めない・・・と、落ち込むことが多いんじゃないかと思います。

彼氏との今後もそうだし、ダンナがリストラされて今後が不安とか、総じてこの先どうなる?的な不安の場合、なんとなく雰囲気のある話はできても、バシっとした答えは出にくいものです。

私たちの不安は、基本、分からないことに対する恐れで成り立っていますから、不安のもとになっているものは何かというと、事実・実態ではなく本人の思考にあるわけです。同じ条件でも、まったく不安にならない人だっているわけですから。

まあ、本人の思考(考え)が不安の源泉なら、元気のでるタロットストーリーでご本人の気分が良くなれば不安はいっとき解消するでしょう。ですが、日常に帰れば、またムクムク湧き上がってくるのは火を見るより明らかですよね。

そんなとき問題になるのが、「どうなる」と「どうする」の違いです。

運命という大波に翻弄される木の葉のようにはかない人間という前提でいくと、質問はおのずから「ああ、私の人生この先どうなる?」になります。

そうではなくて、自分で自分の運命を切り拓いていく自由意志を持った人間という前提でいくと、質問は「じゃどうする?」になるでしょう。

後者の質問形式でタロットに問うと、どんなスプレッドで展開しても、けっこうビシッとした答えが返ってきます。

なので、まず不安ありきではありますが、よよと泣き崩れるお姫様ごっこはいい加減で切り上げて、じゃあ自分はどうするのか?どうしたいのか?どうなりたいのか?と自問して、こうしたいという選択肢がいくつか出てきたら、それについて訊いていったほうが、見通しのある答えが出てくること間違いありません。

雰囲気を味わいたいだけなら、漠然とした質問でもOK。
でも、本当に切羽詰まっているなら、私はこうしたいけど、どう?と問うてください。
セルフでやるときも、こんなことを頭の隅においてカードをめくると、新たな世界が見えてきますよ。





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2019年11月15日

喪の中

ブログ更新がとどこおっておりますが、この間の経緯をちょっとお知らせしたいと思います。

今月、私がやむなき事情により別荘暮らしを余儀なくされていたちょうどそのとき、
(別荘といっても網走刑務所ではナイ)
同居の義母(夫の母)が他界いたしました。享年92歳。

古い生徒さんにはお馴染みのうちのお婆ちゃんですが、ここ数年は私も介護に精を出しておりました。

特に持病があるというわけではないけれど、老齢のため、最後の2年は病院暮らしでした。
危機は何度か訪れましたが、そのたびに持ち直して、低空飛行ながら今まで何とか持ちこたえておりましたが・・・

人生、ややこしいときにややこしいことは重なるもので、私の出所日(刑務所ではない!)と葬儀の日が重なり、家族もバタバタ。

ハラキリ6日後で葬儀に参列できる体力もなく(というか早々と追い出さずにもうちょっと面倒みてよ~済生会)、私は自宅で一人ひっそり冥福を祈っておりました。
親分、不孝を許してつかあさい・・・(←仁義なき戦い広島死闘編?)

そんなワケで、ただいま喪中でございます。
毎日お経を読んで、供養に努めております。
最後の2年はあまり関われなかったので、亡くなってからしっかりお世話しようと、前々から決意しておりました。私のほうが長生きできて、なんとか一安心。
忌明けはちょうど年末ごろになるので、年内はすっぽり喪中です。

スロー営業なきらりが、いっそうスローペースになりますが、12月から、できる範囲内でご予約うけたまわりますので、ご都合あいましたら遠慮なくお越しくださいませ。




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2019年11月3日

神仏巡礼2019~雷山観音again~

糸島の山奥にある雷山観音様に、先日、また参拝してきました。
こちらのお庭の楓は有名な紅葉スポットなので、11月中は紅葉特別期間となります。
シーズン真っ盛りになると、駐車場の問題が出てくるので、紅葉前に大急ぎで参拝してきましたよ。

いつも変わらず紫の光に満ちあふれたお寺です。



紅葉はまだまだ。でも、中庭の池のほとりでは、一部、紅葉が見られました。











もともとこちらは「雷山千如寺大悲王院」というお寺で、その本堂がこちらです。



いつもこの本堂の写真を撮ると、帯状に紫の光が入ります。
前回春に撮った写真は、こんな感じ。



私がそれを言うと、連れが「なんか仕掛けがあるんやないか??」と、ふとどきな意見を述べて、ジロジロ探っておりました。レーザー装置でも探してたんかいな。
あほ、観音力をあなどるなかれ!



雷山の観音像は、私はてっきり国宝かと思っていたら、重文だそうです。
造像は鎌倉時代後期作と推定されているそうで、本当に立派で巨大な十一面千手千眼観世音菩薩立像です。

画像はHPより拝借

十一面と千手と千眼がフルで表現されている観音様って、意外と少ないのですが、こちらはもうフルバージョンで造られております。

光背のように見えるのが、千本の手です。そのひとつひとつの手の中に、小さな眼があります。それで千手千眼です。カルナレイキの観音様を目の当たりにしたい方には、超おススメなお像です。

もちろん、そればかりでなく、観音力も目を見張るものがあります。

困ったときの神頼みと言いますが、まさにそんなときに頼りになるのが観音様。
日頃から仲良くしておくと、人生詰んだとき、必ず助けてくれます。

まあ、レーザー装置探すくらい自力更生力のある人はいいでしょうけど、自力では如何ともしがたい状況に陥りがちな人には、日常的に神仏や天使と仲良くしておくことをおススメいたします。

そして、遠慮せず、お願いをすること。
こんなこと頼んだら失礼かもとか、私は感謝しかお伝えしませんっとか、カッコつけられる間は、それはそれでよし。でも、そうじゃなくなったら、しっかり頼って、お願いしまくりましょうね。

何のために神仏がいらっしゃるのか。
人間から尊敬され感謝を捧げられて、エッヘンといい気になるためにいるわけじゃないですよね。それを考えると、もっと頼っていいってことが判ると思います。

だって、私たち、人間だもの。




sakurako

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