2019年11月22日

タロット占いの質問の作り方~どうなる?orどうする?~

久しぶりにタロット記事を書きましょう。

占う方も占ってもらう方も、馴れてくると、質問の仕方で答えがずいぶん変わってくるということを感じられるかと思います。

とくに占う方は、漠然とした不安や心配事をそのままタロットに訊いても、漠然とした質問にはやっぱり漠然とした答えしか返ってこないので、私って下手なのかしら?どうしてピシっと読めないのかしら?なんて、自信をなくすかたも少なくないのではと思います。

たとえば、職場との相性が悪くて(人間関係・労働条件等々)この先どうなるのかという不安を抱えている場合、「〇〇さんの仕事の今後」というテーマでタロットを展開しても、ピカリと光るいい答えが返ってくることも稀にあるかもしれませんが、たいていの場合、「う~ん・・・」な微妙なカード展開で、バシッとした答えが返せなくて、ううっうまく読めない・・・と、落ち込むことが多いんじゃないかと思います。

彼氏との今後もそうだし、ダンナがリストラされて今後が不安とか、総じてこの先どうなる?的な不安の場合、なんとなく雰囲気のある話はできても、バシっとした答えは出にくいものです。

私たちの不安は、基本、分からないことに対する恐れで成り立っていますから、不安のもとになっているものは何かというと、事実・実態ではなく本人の思考にあるわけです。同じ条件でも、まったく不安にならない人だっているわけですから。

まあ、本人の思考(考え)が不安の源泉なら、元気のでるタロットストーリーでご本人の気分が良くなれば不安はいっとき解消するでしょう。ですが、日常に帰れば、またムクムク湧き上がってくるのは火を見るより明らかですよね。

そんなとき問題になるのが、「どうなる」と「どうする」の違いです。

運命という大波に翻弄される木の葉のようにはかない人間という前提でいくと、質問はおのずから「ああ、私の人生この先どうなる?」になります。

そうではなくて、自分で自分の運命を切り拓いていく自由意志を持った人間という前提でいくと、質問は「じゃどうする?」になるでしょう。

後者の質問形式でタロットに問うと、どんなスプレッドで展開しても、けっこうビシッとした答えが返ってきます。

なので、まず不安ありきではありますが、よよと泣き崩れるお姫様ごっこはいい加減で切り上げて、じゃあ自分はどうするのか?どうしたいのか?どうなりたいのか?と自問して、こうしたいという選択肢がいくつか出てきたら、それについて訊いていったほうが、見通しのある答えが出てくること間違いありません。

雰囲気を味わいたいだけなら、漠然とした質問でもOK。
でも、本当に切羽詰まっているなら、私はこうしたいけど、どう?と問うてください。
セルフでやるときも、こんなことを頭の隅においてカードをめくると、新たな世界が見えてきますよ。





...............................................
きらり メニュー
http://inoxsakurako.blogspot.jp/p/blog-page_628.html
...................................................