2019年6月3日

ハンドメイドのどくだみエキス(どくだみチンキ)

日本三大薬草といえば、センブリ、ゲンノショウコ、ドクダミと言われています。
ちょうど今読んでいる昔の小説の中に、「彼は、水分は、ビール以外ゲンノショウコの煎じたものしか飲まない」などと書かれていて、は?ゲンノショウコってどんなモンやろ?と思っていました。昔はとってもポピュラーな薬草だったんですね。

現代の和草トップスリーは、ドクダミ、ヨモギ、ビワの葉じゃないかと思う私です。みんな自然療法でおなじみの薬草ですし、ちょっと頑張ればすぐ手に入るのもメリットですよね。



そんなドクダミさん。
前回に引き続き、勿体ない精神でハンドメイドに取り組みました。

今回は、ドライの対極にあるウェットバージョンです。
しゃばしゃばとアルコールに漬け込んでみようという企画。

薬草のアルコール漬けはハーブエキス(ハーブチンキ)と言うそうです。これはハーブの薬効成分をアルコールに染み出させるもので、薬効成分をもれなく無駄なく摂取できる、もっとも効果的な方法と言われています。その分、完成まで時間がかかりますが。

ちなみに、ドクダミの外用効果はざっくりこんな感じ。

・美白や毛穴の引き締め
・シミやニキビの改善
・肌の炎症対策(水虫、あせも、虫さされなども)
・化膿した箇所から膿を除去…etc

さて今は、梅酒づくりの最盛期。
ドクダミ酒作りも、花の咲くこの時期のものが最良らしいので、さっそくチャレンジ。

例のごとく、ドクダミを採取します。
今回は風呂用ではないので、きれいに洗って乾かします。
水分を飛ばすだけなので、半日から1日、風通しの良いところにぶら下げました。




 室内に取り込んで、葉と花を別々に仕分けていきます。





使用するアルコールは、梅酒のようにホワイトリカーなどを使うそうですが、私としては焼酎系より日本酒のほうがだんぜん好きなので(呑むわけじゃないけど)、今回は辛口のこいつを使いましたよ。



ドクダミさんたちを煮沸消毒したビンに詰めていきます。
アルコールの量が多くないので、ちょっと小ぶりのビンを使いました。



せっかくだからと葉っぱをギュウギュウに詰めちゃった。もっとゆったりでもいいらしい。その分酒の量がいるけど。

花を入れる透明の小瓶がなかったので、とりあえず、おフランスのこの小瓶に。



花と葉とでどんな効果の違いがあるのか分かりませんが、使ってみて、違いを体感してみたいと思います。

花と葉を取った残りのこの残骸も、もれなく活用しますよ。


ネットに入れて、生葉のドクダミ入浴剤として、お風呂に投入!




さて、エキスを化粧水として使う場合は、
1.ドクダミエキスを濾過する。
2. 濾過したエキスを小さなボトルに使う分だけ(ここ大事)入れ、天然水で2~3倍に薄める。
3. お好みでグリセリンなどオイル成分も加える。

また、エキスをお風呂に入れると、お手軽に、効果抜群のドクダミ風呂の完成です。
そういう意味でも、私は日本酒にしましたよ。

このエキスは2~3週間で使えるようになるらしいですが、1年置くと効果マックス!とのこと。今年は、キッチンの奥深くでゆっくり眠ってもらうことにしましょう。




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