前回の「タロットとの出会い」からだいぶ間があいてしまいましたが、今回は、レイキとの出会いについて書いてみたいと思います。
私がウスイレイキを学んだのは2012年です。
前回ご紹介したように、タロット占い師になろうと決意したのが2011年ですから、レイキと出会ったのは、タロット占い師になってからなんです。
話は長くなりますが、こういう経緯がありました。
佛教大学で猛勉強していた50代半ばの頃、時間がありまくってたせいで、スポーツジムに頻繁に通っていました。
そのジムのスタジオレッスンで気功のクラスを見つけて、面白そうだからと参加しはじめました。で、これがやたら楽しくて、毎回、決まった同じようなことをするんですが、妙にリラックスでき、心も落ち着くもんだから、やみつきになり、欠かさず通うようになりました。
そんな気功な日々も4年続くと、さすがにどんな鈍いヤツでも、何かしら「気」が出てくるわけですよ。で、一度出はじめると、不思議なことにどんどん出てくる。おおっ、こりゃすごい・・・ってなもんで、この「気」をもっと磨いて、何かに使えないものかと、インストラクターの先生に訊ねたら、あいにく上級クラスはやっていないと。かなりガッカリしながらも、そのまま続けていました。
そんなとき、タロット仲間のひとりが、レイキを習い始めたと告白してくれたのです。
えっ?レイキって?
何も知らない者は、レイキの説明を聞いても理解できませんよね。しかも説明してくれるのが、まだファーストレベルくらいの生徒なもんだから、~みたい、~な感じ、くらいの話で、え、何?なんでそうなるの?と疑問をぶつけても、う~んよく知らんけど・・・
でも、「気」をあつかうものだから気功みたいなもんだろうと。だったら、私のこの「気」も有効利用できるはずと。
しかも、レベルが色々あって、いくらでも上に進めるということを聞いて、よっしゃーこれだっ!と、迷いなく、彼女が通ってるレイキサロンに飛び込みました。体験ヒーリングなんか省略して、いきなり伝授講座です。はは、ここからが怒涛ですよ。
ハマりやすい性格というんでしょうかね。どハマりするタイプなんです。
じつは、そんな性格ですから、日本語教師をやっていたときも、どハマりして、しかもついでに海外一人旅にも行きまくって、本当に嬉し楽しい夢のような十数年を過ごしてきました。
海外と縁のあるグローバルライフを送るというのが小さい頃からの夢でしたが、それが実現して、しかも堪能するほど経験してしまうと、ふっと、もうこれで充分かな、という気持ちが胸をよぎりはじめました。仕事を辞めたのは、そんなふっとした気分が、抑えようもなく膨らんできたからでした。大学講師という社会的地位に、未練は露ほどもありませんでした。
思いっきり自分の夢を叶えたからには、これからはほかの人の人生をサポートする仕事、お役に立てる仕事、そんな仕事をして老後を送りたいと思うようになりました。50代前半のことです。
子どもも3人育てたし、大学も2つ行ったし、思い通りの仕事もやれたし、海外も行きまくった。自分のやりたいことは全部してしまったので、今さら特にこれがしたいって、具体的には何もなかったのです。これからの老後、なにを励みに生きていこう・・・
で、佛大を卒業したら何をしようかなと、ぼんやり考えていたときに、タロットと出会ったのですが、タロット占いだけでは十分ではないと感じていました。確かに、役には立つ、サポートもできる、でもなんか物足りない、これだけでは・・・
それがレイキと出会い、シンボルの伝授を受けて他者ヒーリングを習ったとき、おお~これだっ!と確信いたしました。これは役に立つ!ぜったい人の役に立つ!と。
で、そのとき即座にサロンを開くことを決めたのです。(早すぎ?)
そこからはもう何の迷いもなく、粛々と開業にむけて動き出しました。サロン用のマンションを借りるのも、奇蹟のような展開で六本松に決まりました。
当初、よく聞かれたことですが、サロンを開くにあたって迷いや不安はなかったか?ということですが、そんなものは微塵もありません。なんせ強い確信がありましたから。人の役に立つものが求められないはずがないと。
また、今も当時も、市内にはレイキサロンは多いですが、私は、むしろ沢山あったほうがいいと思っていたので、競合しても全然問題じゃないとも思っていました。
というのも、レイキ屋さんの数が多いほうが、お客様は、より自分にあったヒーラー/ティーチャーを選べるので都合がいいからです。
好みというのは十人十色です。Aさんの好みとBさんの好みは違っててあたりまえです。みんな自分にあったレイキ屋さんを選んで行くでしょう。値段が安いとかキャリアが長いとか腕がいいとか、それだけで選ぶものでもありません。
だから、私みたいな新参者でも、きっと私を求めてやってきてくれるお客様が少しはいるはずだと確信していました。根拠なき自信ですよ。笑
話は変わりますが、最初お話ししたように、私は理念として、人をサポートする手段としてレイキを提供したいと考えていたので、長い間、どうしても料金を高額に設定することはできませんでした。開業当初は、タロット占い+ヒーリングで3,500円でした。8年前です。
当時、あるお客さんから「あなたなら今の値段の3倍でもいけるでしょうに」なんて勧められたことがあります。が、3倍の値段で1人にヒーリングするより、安い値段で3人にヒーリングするほうが、私としては本望だと思いました。できるだけ多くの人に提供したくて始めたのだから。
まあ、そんなスタンスで今まで続けてきました。
数々の嵐に遭ってもきらりを閉めなかったのは、私にとってこれがライフワークだからです。いつもそういう結論に達していました。
嵐を乗り越えながら、曲がりなりにもきらりを続けていられるのは、目に見える人々のご支援と、目に見えない存在達のお力添えのおかげと深く感謝しております。
2022年までなんとか頑張って続けていきたいと、気持ちを新たにしております。よろしくお願いいたします。
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