久しぶりにタロットの話です。
タロットの面白いところは、何と言ってもカードの絵柄にあると思いませんか?
沼にハマりはじめの頃は、狂ったようにカードを買いあさっておりました。探せば探すほど、色んな絵柄のタロットが出てくるので、もうまさに泥沼(苦笑)。
とりわけ、古いヨーロッパのカードは、元祖なだけにいっそう興味をかきたてられます。
中でも一番有名なのがイタリア・ミラノのヴィスコンティ家ご謹製ヴィスコンティタロット。
いかにもイタリア貴族の趣味らしい凝った細かい絢爛な絵柄で、へえぇ~~てなもんですが、実物がどんなカードなのか、日本にいるうちらにはもはや伺い知る術もありません。
今は復刻版カードが市販されてるようですが、使いやすい普通のカードみたいですしね。
そんな色んな興味を抱きつつタロティストをやっていた頃、大牟田に、日本で唯一のカルタ資料館があると知り、大喜びで行ってきました。2013年のことです。
大牟田市立三池カルタ・歴史資料館「カルタックスおおむた」
カルタというのはカードのことです。
こちらでは様々なカードが展示紹介されていました。
外壁にもカード |
そして、ついにめぐり逢ったヴィスコンティタロット!
いやあ、百聞は一見に如かずと言いますが、まったくその通りです。
こんなカードだったとは・・・ビックリ仰天でした。
あ、もちろん本物じゃなくて精巧に作られたレプリカなんですが、レプリカとは思えないほどリアルなカードで、精緻で豪華絢爛なところも、ヴィスコンティならではと改めてビックリしました。(さすがルキノ・ヴィスコンティ監督のご先祖です)
それよりなにより一番驚いたのは、うちら日本人のサイズ感とはまったく違うカードの大きさです。文庫本の縦を伸ばしたような大判で、あまりのデカさに、ほえぇ~~と大口あけるしかなかったです。
印刷機が普及してなかった頃なら、これくらいの用紙サイズでないと、確かに絵は描けないのだろなと。でもこれは手の中でカットやシャッフルする用に作られたもんじゃない。扇のように広げるか、テーブルに並べるかして遊ぶもんだと思いました。実際、タロットカードは当時カード遊びの道具でしたから、これくらいの大きさでないと楽しくないっちゃあ楽しくないのでしょう。
カルタックス大牟田には、その他いろいろ面白い展示があり、カードの奥深い世界を堪能できます。
なかなか緊急事態宣言が解除されませんが、自由に出歩けるようになったら、おススメです。西鉄大牟田駅から徒歩で行けますよ。
カタログあり |
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