2019年4月15日

神仏巡礼2019~湊川神社(神戸市)~

前回の続きです。

今回の帰省では、産土神社である祇園神社でのご祈祷だけでなく、湊川神社でもご祈祷してもらおうと計画していました。

湊川神社(楠公さん)は、JR神戸駅の真ん前にあるので、分かりやすいっちゃあ分かりやすいです。

そして、私たち姉妹は、このエリアで育ちました。
私についていえば、18で家を出るまで、ここに居ました。
幼いときから、遊び場といえば、楠公さんの境内か、隣の裁判所(神戸地裁)。

ただ、湊川神社は、楠木正成という人格神をご祭神としているので、産土神社にはならない、と鑑定士さんに言われて、そんなもんかいなあと。

ですが、やっぱりうちらの成長を見守ってくれた楠公さんは、真の産土神社のような気がします。その気になって参拝すると、すばらしいパワーを見せてくれました。




この画面中央の神社の額にご注目
オーブのような光が輝いています
熱烈歓迎されてる気がします


門から境内を眺める


そして、こちらが拝殿です。


太平洋戦争時の神戸大空襲で焼失したあと、再建するにあたって、焼けない素材のコンクリートを使ったそうです。不思議な免震構造のおかげで、阪神大震災時も無傷。
ちなみに、我が家も全員無事でした。
楠公さんのおかげと、町内の皆さんは喜んでいたようです。


この写真が一番のお気に入りです
楠公さんの愛を感じます
昔も今も、私たち、愛されてるんだなあと

で、社務所で御祈願の申し込みをしようと上を見上げたら、ななんとっ、御祈願料1万円からとな!? うわっ高杉やん・・・

福岡エリアは、どこでも5千円でした。
平野の祇園さんでお願いしたとき、6千円と言われ、うわっ高っ!と思ってたくらいなのに、楠公さん1万円!? ううむ…関西の相場なんやろか…

で、ご祈祷三昧するほど財布に余裕がなかったので、今回はスルーすることにしました。拝殿では、週末のせいか結婚式もしていたので、なかなか順番まわってきそうになかったし。

それで、ブラブラと、小さいときここでよく写真撮ったよね、という思い出の場所に足を向けてみました。

当時はまったく気にもとめてなかったけど、ここは楠木正成公の戦没地のようです。


ふと見ると、社務所に申し込めば中に入って拝観できると書いてあったので、また3千円くらいとられるかもしれんけど、いちおう聞いてみようと、巫女さんに聞いてみると、まったく無料で拝観と説明が聞けるとのこと。ひえぇ(*'ω'*)

で、歴史に詳しい神職さんに案内されて中にはいり、説明を聞きながら写真とらせていただきました。

奥の、しめ縄がはってある地点が、亡くなった場所と言われています。




説明をしてくださった神職さんが、また、えっらい詳しくて、かれこれ30分近く、ご講話を拝聴いたしました。

長々と楠公さんに守られて生きてきたけど、なにも知らなかった私たち。
ご祈祷をあきらめて、その代わりに、生まれて初めて知った楠公さんの詳細な由来。
ああ、長生きしてるとこんな瞬間も来るんだなあと、妹と大感激。
ある意味、ご祈祷より良かったよねと、満足度100%で参拝を終えました。

湊川神社御朱印


sakurako