第3チャクラは、みぞおちにあり、太陽神経叢のチャクラとも言われます。色は黄色。
このチャクラの特質を一言でいうなら、ずばり、「自我のチャクラ」。
胃のあたりにあるくせに、知性や理性をもった、多機能でデリケートなエネルギーセンターなんですよね。
あ、別に胃を軽んじてるわけではないんですよ。
ただ、入ってきた食べ物を文句も言わず受け取って、消化吸収するだけの胃袋って、あんまり知性的な感じがしないじゃないですか。
このチャクラは、まさにその胃袋のように、外からくる情報や刺激を一身に取り込んで、処理してくれているのです。もっと正確にいうと、太陽神経叢というのが、そういう高度な働きをしているようなのですが。
ちなみに、太陽神経叢は自律神経のかたまりで、胃・腸・肝臓といった消化器の内臓と密接につながっていて、それぞれの臓器がきちんと働くように調整しているそうです。そのため「第二の脳」とも呼ばれるほど、身体の中では重要なコントロールセンターと考えられています。
ですが、現代のように、情報や刺激が多すぎる日常では、このチャクラはすぐオーバーヒートしてしまい、ヘロヘロになってしまいます。
刺激や情報をこれ以上受け取れない、受け取りたくないというときは、胃が痛くなったり、吐き気がしたりしますよね。これはまさに自分自身からの赤信号いや黄信号。これ以上はムリ!と教えてくれてるんです。
逆に、このチャクラがしっかり機能していると、情報を適切に処理して、自信に満ちあふれた言動ができます。リーダーシップを発揮して、どんどん仕事をこなせます。
ちなみに、第3チャクラの「自我(エゴ)」というのは、肉体を持った3次元存在である自分自身を指します。「自己(セルフ)」は、それより上位次元の自分自身です。ハートから上のチャクラと関係します。
地球で生きていくには、自我(エゴ)は、しっかり確立しておかなければいけません。
外からの評価や思惑ばかり気にしていると、人のいいなりになったり、フラフラしたり、不安や恐怖にさいなまれたり、ということになりかねません。自分の人生を生きるためには、自我の確立は必須です。
ただ、エゴイストという言葉があるように、いきすぎると単なる自己中です。
なにごともバランスが大事。チャクラもバランス第一です。
で、弱った第3チャクラを強化しようと、がんばって黄色い服を着ようとしても、黄色のハードルは意外と高いです。
プライベートで黄色を使うのは、ほんとうに難しいです。
有彩色のなかで、いちばん明るいのが黄色なので、いきなり頂点に立つ!みたいな目立ち感があります。控えめな日本人は、悪目立ちしたくないという意識から、ファッションに黄色を取り入れるのは、二の足を踏んでしまいがちです。
でも、えいやっと使ってみると、明るい黄色の効果で、心身が軽くなり、笑顔が多くなるかもですよ。無邪気な好奇心も刺激されるので、新しいことを始めるときにはいいと思います。ひらめきがほしいときも効果的でしょう。若く見せたいときにも。笑
第3チャクラのヒーリングは、エネルギーがっつり入れてやるぜ!というより、バランスをとってあげる、というやさしい感覚でおこなったほうが効果的だと感じています。
それでなくても刺激が多すぎて機能不全におちいりがちな第3チャクラさんですから、ため込んだものをすみやかに放出して、自然な回転にもどるよう、いたわる感じで、やさしくヒーリングしてあげると喜ぶと思います。
第3チャクラがだんだん健康になってくると、自分に自信がついてきて、黄色い色も好ましく思えるようになってくるでしょう。そして、抵抗なく自然に使いこなせるようになるはずです。そうなると、自己イメージも、ますます明るく、軽くなり、いっそう生きやすくなります。
黄色に強い抵抗がある方、ご自分の自我について、今一度ふり返って考えてみると、得るところが多いんじゃないでしょうか。