2021年7月8日

タロットのセルフリーディング

タロットはセルフリーディングに始まり、セルフリーディングに終わる、と言われます。

セルフリーディングとは、平たく言えば、自分占いのことです。

学びはじめのころは、他からのリクエストも依頼もないですから、というより、あってもやれる自信がありませんから、自然、自分のことを取り上げて練習することが多くなります。

セルフリーディングは、適切にやっていると、想像以上に「当たる」ことが分かって、楽しくなってきます。うんうん、その調子です。

ここからスタートして、自信つけて、だんだん人様の難しい相談事をリーディングできるようになるのです。

で、場数を積んで、経験値が増えていくと、じつは、やっかいな事実に気づいてしまいます。

他人の事なら冷静に読めるのに、自分の事となると、あれ?なんかバイアスかかってないか? 妙なところで妙に拒否してないか? 素直に受けとめる前に曲げてないか?

カードの言わんとすることをそのまま受け取るより、自分の考えを裏付ける証拠を探してこじつけるような、妙な回路が頭にポッと発生してしまうことに気づきます。カードがいくら主張しようと、だって、私ってそんなんじゃないもん・・・という潜在意識の声を無視するのは至難です。人を占うより自分を占うのがどんだけ難しいか、経験が深まれば深まるほど、気づかずにはいられません。

うーん、どうしよ・・・

これを打破するひとつの手があります。

セルフリーディングするとき、「私は~」という一人称を使わず、「山田春子は~」と自分の名前で占うこと。私じゃなくて山田さんを占うこと。こうすると距離がとれます。

誰が相手でも、自分の主観を除いて客観視して冷静にリーディングができるようになると、これはもう素晴らしいタロットリーダー、占い師といえます。

そんなわけで、タロットはセルフリーディングに始まり、セルフリーディングに終わる、と言われております。参考にしてください。



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