2021年2月11日

カルタ歴史資料館

久しぶりにタロットの話です。

タロットの面白いところは、何と言ってもカードの絵柄にあると思いませんか?

沼にハマりはじめの頃は、狂ったようにカードを買いあさっておりました。探せば探すほど、色んな絵柄のタロットが出てくるので、もうまさに泥沼(苦笑)。

とりわけ、古いヨーロッパのカードは、元祖なだけにいっそう興味をかきたてられます。

中でも一番有名なのがイタリア・ミラノのヴィスコンティ家ご謹製ヴィスコンティタロット。

いかにもイタリア貴族の趣味らしい凝った細かい絢爛な絵柄で、へえぇ~~てなもんですが、実物がどんなカードなのか、日本にいるうちらにはもはや伺い知る術もありません。

今は復刻版カードが市販されてるようですが、使いやすい普通のカードみたいですしね。

そんな色んな興味を抱きつつタロティストをやっていた頃、大牟田に、日本で唯一のカルタ資料館があると知り、大喜びで行ってきました。2013年のことです。

大牟田市立三池カルタ・歴史資料館「カルタックスおおむた」


カルタというのはカードのことです。

こちらでは様々なカードが展示紹介されていました。

外壁にもカード

そして、ついにめぐり逢ったヴィスコンティタロット!

いやあ、百聞は一見に如かずと言いますが、まったくその通りです。

こんなカードだったとは・・・ビックリ仰天でした。

あ、もちろん本物じゃなくて精巧に作られたレプリカなんですが、レプリカとは思えないほどリアルなカードで、精緻で豪華絢爛なところも、ヴィスコンティならではと改めてビックリしました。(さすがルキノ・ヴィスコンティ監督のご先祖です)

それよりなにより一番驚いたのは、うちら日本人のサイズ感とはまったく違うカードの大きさです。文庫本の縦を伸ばしたような大判で、あまりのデカさに、ほえぇ~~と大口あけるしかなかったです。

印刷機が普及してなかった頃なら、これくらいの用紙サイズでないと、確かに絵は描けないのだろなと。でもこれは手の中でカットやシャッフルする用に作られたもんじゃない。扇のように広げるか、テーブルに並べるかして遊ぶもんだと思いました。実際、タロットカードは当時カード遊びの道具でしたから、これくらいの大きさでないと楽しくないっちゃあ楽しくないのでしょう。

カルタックス大牟田には、その他いろいろ面白い展示があり、カードの奥深い世界を堪能できます。

なかなか緊急事態宣言が解除されませんが、自由に出歩けるようになったら、おススメです。西鉄大牟田駅から徒歩で行けますよ。


カタログあり


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2021年2月6日

更新が滞っています

数カ月ごとに登場するこのタイトル。すみませんねえ。

知らんふりして更新サボってたらいいのに、律儀にしょーもないイイワケするなんて、どんだけ小心者なんや。

来週、更新します。乞うご期待。




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2021年1月31日

起業に必要なもの~熱い心とクールな目~

今日、修了生さんのブログを読んでいて、本当にそうだよなあと思って、思い出したことがあるので、お伝えしようと思います。

起業するとき、貧しい者は幸いです。(聖書の売り込み??)

というのも、なまじ、お金があって、ふんだんにお金を使ってスタートした方の悲劇を知っているからです。

その方はレイキでもアロマでもなく、ネイルサロンでした。場所も九州ではありません。

定年まで堅い仕事をしてきて、退職金がまとまって入ったので、これからは全然ちがう楽しい仕事をしたいと、知人の若いネイリストさんとふたりでネイルサロンを開業することにしたのです。

ご本人が資金を、相方がスキルを提供することになりました。

人が多そうなエリアに、そこそこの広さのルームを借り、入り口も室内も、ネイルサロンらしく美麗に飾り付けました。

ここまでは、ワクワクですよね。

時代はコロナのずっと前でしたが、その時ですら、ネイルサロンはひと頃のような盛り上がりはなく、わざわざサロンに出向いてツメを綺麗にしてもらう人は、かなり減っていたのでしょう。数年の間、あれこれ手を尽くせど、利益と呼べるような売り上げはなく、経費はかさむいっぽう。

老後資金だった大切な退職金を使い果たしそうになったとき、さすがに、気づきました。

このまま続けていたら、老後資金どころか借金ができてしまう・・・

でも、お金をかけて作り上げたサロンを閉めるのは、とても勇気がいります。相方のネイリストの猛反発も予想されます。

頑張って続けていたら何とかなるかも…と信じて、もうちょっともうちょっとと続けてきたけれど、これ以上続けていいものかどうか、悩みに悩んで答えの出ない日々。その間も、累々とかさむ経費。ああ・・・

というような方と、電話でお話ししたことがあります。

タロットを展開するまでもなく結論は明白なので、弁護士に相談したほうがよろしい、ということで終わりました。お金もいただいてませんよ。というか、こんな方からお金取るの心苦しいわ。

私なんか、今も昔もまとまったお金なんかないので、開業するときも、最低限の備品だけでスタートしました。(でも、腕には自信がありましたよ) ベッドも最安品でした。この初代ベッドは、売ったか譲ったかして、今はもうありません。

最初はそんな程度で大丈夫です。だって、続くかどうか、やってみないと分からないじゃないですか。そんな博打みたいなことに、貴重なお金は使えません。しっかり続く見込みが立ってから、良いものを買いそろえればいいだけで、最初から、完璧に調える必要は一切ありません。いざというとき、処分するにもお金かかりますしね。(誰でもが古物販売スキルあるわけでもなし)

こう書くと、最初からやめるつもりでスタートするのも根性ない話やなあ、と思われる方もいるかもしれません。でも、起業して5年続く店は1割という統計もあるくらいですから、自分だけは違うっ!という根拠のない自信は、いや、それは持っておいたほうがいいでしょう。でも、お金を掛ける部分では、もっとクールな計算高い目で査定しましょうね。

そんなことを思い出しました。

開業当時、
お祝いでいただいたお花たち


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