先日、たまたま見たテレビで、頬骨の下を押すマッサージが紹介されていました。
調べてみると、小顔マッサージの一種のようで、頬の筋肉をほぐすと、リフトアップやら小顔効果やら、いいことづくめみたいです。
その番組では、曲げた親指の骨を使って、頬骨を下から上にぐぐ~っと持ち上げるように押していく。
下図の青い線のラインです。
美容目的でおこなう場合は、一日1分とか、短時間のみおこなうのがよろしいらしいです。強く長く押したり、押したまま移動させたり、もんだりすると、青あざやシワができやすくなるとのこと。
なので、それにしたがって、私も頬骨の下に曲げた指をおいて、痛気持ちいい強さで、ぐぐ~っと押していきました。
すると、どうでしょうーーー!
「気持ちいい」がなくて、ひたすら痛いっ!右の頬骨の下が痛いっ!
ああ、これはきっと、頬骨の内側で良からぬことが起こっているに違いない!
と確信した私は、そのまま、意地になって、押し続けました。
暇さえあれば、グイグイ。グイグイ。
すでに美容目的を超えて、治療目的で指圧に邁進しつづけました。(やりすぎ注意!)
すると、翌日から、鼻をかむと、血が混じった鼻水が出始めました。
このマッサージというか指圧を続けていると、たまった膿のような鼻血が、時々、ティッシュについて、ああ、これは悪いものが出てるんだなと、いよいよ確信を強くしました。
調べてみると、頬骨の下には空洞があって、ここに膿などたまりやすいとのこと。
いわゆる副鼻腔炎などというものも、ここで起こる炎症らしい。
とすると、私の場合、知らず知らずのうちに膿がたまっていて、なんだか鼻が詰まりやすいなあ、でも片方あいてるからいいやと、放置していた炎症が、ここへきて明るみに出てしまったということでしょうか。
指圧しはじめて数日たつと、頬の痛みがずいぶん軽くなって、押しても痛くなくなり、鼻の通りも良くなりました。
今更この歳で美顔とかありえん~、なんて思っていましたが、美と健康は表裏一体、と痛感しています。
クサいものには蓋とばかりに飾って隠すのはいかがなものかと思いますが、本当の意味の「お手入れ」は、いくつになっても有効です。
みなさんも、一度、頬骨の下を押してみて、痛くないかどうか、ご確認くださいませ。
すっきりさわやかに、今年の汚れは今年のうちに。
sakurako