2016年4月18日

タロット小アルカナ5番のカードと地震

何が一番きついって、水が使えないのが一番ですよね。
水の国日本では、砂漠や山岳地域と違って、何はともあれ水を使う習慣とシステムが出来上がってますから、断水は一番きついと思います。
日常生活って確かなライフラインに支えられて維持されているのだなということを、地震のたびに再認識させられます。

そんな地震国日本に住んでいる我々としては、地震なんかなくなればいいのに・・・と願うばかりですが、それはうちらの勝手な要求で、地球さんだって、ムズムズするときは思いっきり背伸びしたり、ブルブル身震いしたり、掻き掻きしたいと思うんでしょう。

さて、本題です。
タロットの小アルカナカードには絵札と数札があって、数札は1から10まであります。
まあトランプと同じようなもんだとイメージしてください。マーク(スートという)も4種類です。
その中の数札は、「数」札というだけあって、数の象意が顕わされています。

その数札の5番のカード。

小アルカナ5のカードは、非常に厳しい状況をあらわすカードとして有名です。
厳しさ冷酷さ悲惨さなどをあらわすイヤ~なカードと、一般的には考えられています。


ソードの5.気づかいの一切ない自己主張


ワンドの5.ぶつかり合い


カップの5.失意


ペンタクルの5.物質的な困難


数の象意は、専門家によって様々に解釈されていますが、一番おもしろいと思うのは松村潔さんの解釈。5は放出と表現(主張)をあらわしている、という解釈です。それは必ずしも悲惨さや厳しさだけに通じるものではないということを意味し、もっと大きな読み取りが可能になってきます。

ちなみに、松村さんによれば、4のカードはエネルギーチャージを表しているとされます。
4はチャージ、5は放出、という解釈で見てみると、エネルギー放出の必要性というか必然性が腑に落ちてきます。
いちばん分かりやすいので、ペンタクルで見てみましょう。

ペンタクルの4.地球さんエネルギーためこみ中

ペンタクルの5.地球さんエネルギー放出した図

4でたっぷりためこんだエネルギーを、5で放出する。
貯める(溜める)一方というのは、確かに、自然の理に反しています。

今回の地震で、しきりに5のカードが想起されるものですから、ちょっと書いてみました。

ちなみに、5の次にくる6は、自分と周囲との関係性を表しています。自分にとってより良い関係を再構築する様子を、4つのスートは多角的に表現しています。現実世界でも、おそらくそんな展開が起こりやすいんじゃないでしょうか。


ソードの6.前進・新たな場所に向かう

ワンドの6.優越感・一仕事終えてホッとする

カップの6.郷愁・旧友・思い出

ペンタクルの6.適切な施し・需給バランス



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2016年4月12日

福岡市博物館 魔女の秘密展~“魔女”とは誰だったのか?


行ってきましたよ魔女展。百道の博物館でやってます。
普通、こういう記事はプライベート用のブログに書くんですが、今回は内容が内容だけに、こちらに投稿しますね。

さて、生きてる魔女といえば、わたしなんかはカメリア・マキ女史を思い浮かべてしまいますが、いまどきは「美魔女」とかいろいろいらっしゃいますわね。ま、そんな楽しい魔女ではなく、ヨーロッパ中世から近世にかけて魔女裁判で次々と殺されていった悲劇の歴史をもつ魔女たちの展覧会です。

ヨーロッパの魔女狩り、魔女、と一口にいっても、記録によるとドイツがダントツに多かったようです。この展覧会もドイツのプファルツ歴史博物館で2009年に開催された「魔女 ― 伝説と真実」という大好評を博した展覧会をベースにしているそうです。

魔女に対してファンタジックでオカルティックなイメージしかない日本人にとっては、けっこうカルチャーショックかもしれません。展覧会の中身は想定外にシリアスでした。魔女って多様な理由と経緯で迫害された人々だったんだなと、認識を新たにした次第です。まさに「魔女とは誰だったのか?」が分かる展覧会です。

展示品でいちばん目を引いたのは、「五芒星のゆりかご」とか「魔法の巻物」とかです。
おもわず図録も買ってしまいました。(魔法の巻物ほしいっ)



4月30日には鏡リュウジさんの講演会もあって、チケット+図録つきで3500円だそうですよ。お時間ありましたら是非。


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