2016年10月20日

夢と幻視(ヴィジョン)

かつて夢日記をつけていたことがあります。30代の頃でした。
人生最大にシビアな時期で、心の最深部に落ち込んで、底の底までみてしまうような日々が続いていましたから、夢もそれはそれはユニークで、これは記録しとかなくちゃってことで、逐一、書きとめていました。

先日、九博に「鳥獣戯画展」を見に行ったとき、鳥獣戯画が保存されている高山寺の明恵上人の人となりに触れることができました。

仏道に一生をささげた明恵さん

明恵上人は夢日記で有名な僧で、私自身の夢日記の日々も懐かしく思い出したので、ちょっと夢と幻視について書いてみたいと思います。

科学的な実証はさておき、私たちは眠っている間に夢をみるようです。
「ようです」というのは、夢なんか全然みねぇよ!って方もけっこう多いので、「人はみな夢をみるもんだ」と外から決めつけられても実感ゼロでしょうから、「ようです」としておきました。

夢の内容は本人の心身の状態と深くかかわっていることが多く、夢をリーディングすると、何かしら自分にとって有用な情報が得られることが多いのはご存じのとおりです。私も近頃ゴキブリの夢を2連発で見ましたが、何度も見る夢は無視できませんねえ。気のせい気のせい・・・と誤魔化せないっていう(笑)。

で、夢とは別に「幻視(ヴィジョン)」というのもあります。

『世界大百科事典』の【幻視】の項には次のような記述があります。

[宗教・芸術における幻視]
英語,フランス語のビジョンvisionの訳語として〈幻視〉があてられることがある。
宗教や芸術の分野において幻視は,啓示や霊感を得るための重要な体験とされた。…

宗教者においては、夢か幻覚か分かち難い状態で聖なるヴィジョンを視ることも多いようですが、エネルギーワークを実践していても、意味のある夢やヴィジョンを視ることがとても多くなります。

たとえば、きらりでも、ヒーリングや伝授の最中、閉じた眼の中に、なにかしらのヴィジョンを視たりする生徒さんが少なからずいらっしゃいます。それは色だったり、動きだったり、図形や図像だったりします。図形や図像がみえると、これはいったい何なんだろう??と興味シンシン、探究心マックスになりますが、それもまた楽しい展開です。地球いや宇宙の膨大な歴史の中に、きっと答えが見つかることでしょう。わくわく。(ちなみに、私はあんまりみえないタイプです・笑)

もちろん、私みたいにみえない方も多いわけですが、だからといって啓示や霊感が得られていないのかというと、必ずしもそうとは言えないと思います。夢を覚えていられない方が多いように、ヴィジョンを意識できない方も多いでしょう。そんな方でも、聖なるエネルギーやメッセージは無意識のうちに受けとっているはずなので、意識できない、実感できない、覚えてないからといって、ダメダメと思う必要は何もありません。みえたらラッキー!くらいの軽い気持ちでいるのが一番だと思いますよ。




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