このCDは、魚山流天台聲明研究會とチェコのプラハグレゴリオ聖歌隊のコラボアルバムです。
声明(しょうみょう)と聖歌隊のコラボCDは、他にも何種類か出ているようですが、このアルバムは神戸市内のとある寺で購入しました。どうやらそこのご住職さん自身が、このCDで唄っておられるようでした。
このアルバムは、チェコのプラハで録音されたものです。
さて、声明というのは、伝統的仏教儀式音楽・声楽・歌謡を指します。お経にも節がついてますが、それとは別に、声楽音楽として独立した分野の仏教芸術なわけですね。で、グレゴリオ聖歌が西洋の音楽体系であるように、声明は東洋の音楽体系であったわけです。ですから、このアルバムは、まさに世界二大宗教音楽の奇跡の融合ともいえるものなのです。
というような説明が、解説書に縷々記載してありますが、さて、実際、聴いてみてどうか。
天台声明は、あのチベット声明とは異なり、わりに高音の美声で朗々と歌い上げます。なんせ、場所があちらなもんですから、天井が低くて音がうまい具合にこもる寺とは、また違った効果を狙わなくてはいけないんでしょうね。ふ、不利だ・・・ そんな中で、一番聴きごたえと説得力あったのが「法華経」の読経というのが、皮肉といえは皮肉な・・・(やっぱ現職なだけにね)
教会で収録中? 天井高すぎ・・・ |
でも、一声の中で上がったり下がったり回ったりするような変調の節に、声明の声明たる味を感じます。音のくねくね感が、先日の龍笛と同じです。
さて、仏教音楽としての声明が、人の心身にどんな効果を与えるのかを研究した人はまだいないのか、こんな極私的感想しかご紹介できないのですが、一方、グレゴリオ聖歌については、斬新な研究成果があるようです。
ただいま、スピリチュアルな方々に大人気の音叉(チューナー)。
私もDNA修復チューナーなるものを持っておりますが、このチューナーの発する波動が、失われた波動、Solfeggio Frequencies(ソルフェジオ周波数) と言われております。
で、ソルフェジオ周波数とはなんぞや?
ソルフェージュ音階の周波数で、本来のソルフェージュ音階は、グレゴリオ聖歌に見られる音階。グレゴリオ聖歌とは、7世紀初頭のローマ教皇グレゴリオ1世により編纂されたといわれる古代より伝わる聖歌のこと。 教会の権威者達によれば、その大部分は何世紀も前に失われてしまった、とも言われています。これらの聖歌と特別な音(周波数)は、ミサの時にハーモニーで歌われると、祝福に満たされると信じられてきました。
(詳細はこちらのHPで→ http://lightandcolors.info/SomaEnergetics/solfeggio.htm)
ということで、このアルバムに収録されている聖歌は、近代の曲も勿論ありますが、メインは、まさに失われた古典グレゴリオ聖歌(8世紀後半の曲)。
天台声明がイマイチだとは言いません。
でも、グレゴリオ聖歌、やっぱりすごいです。
このアルバムはただ聴くだけで面白い。いや、癒されます。
※関連過去記事
ヒーリングミュージック8 エンジェル・パラダイス [ヘミシンク]
http://inoxsakurako.blogspot.jp/2013/09/blog-post_30.html
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