2021年2月13日

タロットとの出会い

ここから数回にわたって、ちょっと私自身の歴史を語っていこうかなと考えています。

講座やセッションでよく訊かれるのは、「どうしてタロット/レイキと出会ったのか?」です。

確かに、なんの関係もなさそうなオバサンが、いきなりタロット占い師/レイキヒーラーっていうのも、不思議っちゃあ不思議ですもんね。

それで、今回は、まず、タロットとの出会いを書いてみたいと思います。

じつは私はタロット占いをしてもらった経験はゼロなのです。だから、タロットは、占いというよりカードそのものに対する興味から入りました。

絵は小さいときから好きでしたが、まあ、こんなのはみんなそうでしょう。直接、タロットと関係するのは、やはり、佛教大学で仏教芸術を学んだからでしょうか。

そもそも50過ぎたイイ年のオバサンが、佛教大学に編入学しようと思い立ったのは、四国遍路にハマり過ぎたせいです。遍路中、毎日毎日般若心経を唱え続けてると、お経から離れられなくなっちゃうんですよね。


このバイクでまわった
ソロツーリングですよ

遍路を終えてから、もっと本格的に仏教の勉強をしたいと、最初は高野山大学の通信教育の大学院に応募しました。学科試験などありませんが、研究志望などのレポートで、まず審査されます。

高野山大のパンフレットには、のんびりお経を唱えてるおばちゃん達の写真があったので、いやこれ楽勝やろ…となめきってたら、ああ、人生なめたらあかん。

当時は、仏教がブームになり初めの頃だったのか、定年退職した人、人生進路変更しようと思う人、空海オタク、密教オタク(勝手なこと並べてますよ)、予想以上の大人気で、私みたいなただの遍路オタクおばさんは、一発で蹴られてしまいましたわ。(初めてもらった「お祈り手紙」。ご活躍をお祈りしますってやつ)

で、しゃーないから(すみません)佛教大学の学部のほうに申し込んだんです。通信教育だから、こちらも試験などありません。でも、仏教学とかの本格的な専攻だと、サンスクリット語や漢文をやらないといけないので、もっと気軽な芸術関係ってことで、仏教芸術を専攻しました。イメージとしては、スクーリングのとき、仏像やらお寺やら巡って「ええわあ」とおしゃべりしてる感じ? 実際、これもナメすぎた予想だったと思い知るのですが。

だいたい、試験なしで入学できて、卒業したらちゃんと大卒の資格が与えられるのだから、大学側もいい加減な審査はしません。なので、卒業まで行くのは並大抵なことではなく、通信教育で卒業する人は1割と言われています。(ここでもまた1割ルール)

で、事情が分かってくるとムラムラ本気が出てきて、在学中は、九博や市博の年パス買って特別展など総なめしていました。

仏像や仏画というのは、ただ綺麗に造ってるだけじゃないんですよね。衣文の流れひとつひとつに意味があり歴史があるわけです。そういうアイテムを細かく読み解いてレポートを書かないといかん。芸術を科学するって大変やなあと思い知りましたわ。

なので、当時は何の像を見ても絵を見ても、ん?これは?と細かく細かく見ていく癖がついていました。

そんなときに、とあるカルチャーセンターでタロットの一日講座があったのです。

タロットの絵は、素人が見ても意味ありげで、不思議感満載じゃないですか。おっ、これは行ってみなくちゃと思い立って、初めてタロットカードをじっくり眺める機会を得ました。

いやあ、ここから沼ですよ。笑

タロットを学んだかたはご存じのように、小さな画面に描かれた様々なアイテムにはみんな意味があり、イメージの宝庫になっています。それを追い求め探っていると、面白くて面白くて、思わずやめる機会を失してしまい、プロコースまで進んでしまいました。

ですが、絵を読み解くのと、占いが上手なのとは別問題です。

基本、頭でっかちですから、最初はぜんぜん占えませんでした。また、占い師になろうとも思っていませんでした。意識が変わったのは、東北の震災の直後です。天から召喚されたような体験があり、よし、プロの占い師になるぞ!と決意してから占えるようになったように思います。

ちなみに佛教大学は、時間はかかりましたが、卒論も提出し、成績優秀者として表彰され(ビックリやん)めでたく卒業できました。(あんなに勉強したのは最初で最後です。若いときの大学ではぜんっぜん)ちなみに今は学部改組されて、仏教芸術専攻というのはなくなったようです。

この佛教大学で学んだ仏教のことが、次のレイキの世界で予想外に活きることになります。人生ムダなことなどひとつもありませんね。



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2021年2月11日

カルタ歴史資料館

久しぶりにタロットの話です。

タロットの面白いところは、何と言ってもカードの絵柄にあると思いませんか?

沼にハマりはじめの頃は、狂ったようにカードを買いあさっておりました。探せば探すほど、色んな絵柄のタロットが出てくるので、もうまさに泥沼(苦笑)。

とりわけ、古いヨーロッパのカードは、元祖なだけにいっそう興味をかきたてられます。

中でも一番有名なのがイタリア・ミラノのヴィスコンティ家ご謹製ヴィスコンティタロット。

いかにもイタリア貴族の趣味らしい凝った細かい絢爛な絵柄で、へえぇ~~てなもんですが、実物がどんなカードなのか、日本にいるうちらにはもはや伺い知る術もありません。

今は復刻版カードが市販されてるようですが、使いやすい普通のカードみたいですしね。

そんな色んな興味を抱きつつタロティストをやっていた頃、大牟田に、日本で唯一のカルタ資料館があると知り、大喜びで行ってきました。2013年のことです。

大牟田市立三池カルタ・歴史資料館「カルタックスおおむた」


カルタというのはカードのことです。

こちらでは様々なカードが展示紹介されていました。

外壁にもカード

そして、ついにめぐり逢ったヴィスコンティタロット!

いやあ、百聞は一見に如かずと言いますが、まったくその通りです。

こんなカードだったとは・・・ビックリ仰天でした。

あ、もちろん本物じゃなくて精巧に作られたレプリカなんですが、レプリカとは思えないほどリアルなカードで、精緻で豪華絢爛なところも、ヴィスコンティならではと改めてビックリしました。(さすがルキノ・ヴィスコンティ監督のご先祖です)

それよりなにより一番驚いたのは、うちら日本人のサイズ感とはまったく違うカードの大きさです。文庫本の縦を伸ばしたような大判で、あまりのデカさに、ほえぇ~~と大口あけるしかなかったです。

印刷機が普及してなかった頃なら、これくらいの用紙サイズでないと、確かに絵は描けないのだろなと。でもこれは手の中でカットやシャッフルする用に作られたもんじゃない。扇のように広げるか、テーブルに並べるかして遊ぶもんだと思いました。実際、タロットカードは当時カード遊びの道具でしたから、これくらいの大きさでないと楽しくないっちゃあ楽しくないのでしょう。

カルタックス大牟田には、その他いろいろ面白い展示があり、カードの奥深い世界を堪能できます。

なかなか緊急事態宣言が解除されませんが、自由に出歩けるようになったら、おススメです。西鉄大牟田駅から徒歩で行けますよ。


カタログあり


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2021年2月6日

更新が滞っています

数カ月ごとに登場するこのタイトル。すみませんねえ。

知らんふりして更新サボってたらいいのに、律儀にしょーもないイイワケするなんて、どんだけ小心者なんや。

来週、更新します。乞うご期待。




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