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2019年3月1日

神仏巡礼2019~太宰府天満宮~

今回の目的地は、じつは天満宮ではなくて、九州国立博物館の「醍醐寺展」でした。ですが、天満宮に行ってみると、梅は咲いてるわ、イベントやってるわで、思いがけなく、はしゃいでしまったので、記事をアップしときますね。(もはや巡礼ブログ?)

久しぶりに電車を降りてみると、なんと、駅舎が天神様仕様に!
前はこんなじゃなかったよね??



 さっさと参拝してこようと参道を歩いていると、おお、「銘酒展」開催中!
福岡県の日本酒を試飲&販売しているではありませんか!


毎年2月、城島で酒蔵開きイベントがありますが、あんな人の多いイベントにはもはや行けない飲めない私なので、すっかり諦めていましたが、目の前に出されたイベント、据え膳食わぬはナントカっていうし、それで思わずフラフラ引き寄せられて・・・(以下略)

さて、いよいよ参拝です。





こちらでは拝殿での参拝だけ。もう試験受ける歳でもないから御祈願はなしよ。



拝殿裏手にあるご神木の楠。



さらに裏へ裏へと歩いていくと、噂の天開稲荷へ続く道に出ました。
お稲荷さんはごりやくが強力なところが多いですが、天開稲荷さんも根強いファンの多い、力のある稲荷神社らしいです。





あいにく私は稲荷系の神社には足を踏み入れることができないので、鳥居の外から遠景撮影のみ。



3月3日の曲水の宴の準備が整っておりました。
残念なことに、園内の梅はもう終わりかけですけど。(今年は早かったもんね)



ということで、いよいよ九博へ。




年間パス買って、入場しました。
上醍醐寺&下醍醐寺には行ったことがあるけど、当時はゆっくり観賞できなかったので、今回しっかり目に焼き付けてきました。

太宰府天満宮御朱印



sakurako

2019年2月25日

神仏巡礼2019~雷山観音~

ぽかぽか陽気と花粉飛散がマックスな今日この頃、喜んでいいのか悲しんでいいのかなんとも複雑な春の日、糸島にある雷山観音へ御祈願に行ってきました。

「雷山観音」と呼ばれていますが、正式名称は「雷山千如寺大悲王院」です。
178年、インドの僧侶、清賀上人による開創と伝えられています。
この清賀上人は、油山観音(正覚寺)を開基した僧としても知られています。
福岡エリアで大活躍されたんですね。
はるかインドから、命をかけて来福した不屈の仏教者。頭が下がります。

ご存じの方はご存じだと思いますが、かなりの山寺です。
かな~り昔、ライダーだったころ、ひとりで参拝に来たことがあります。
今回は車でふたりで来ましたが、久しぶりの参拝だったので、そういえば、こんな山寺、久しぶりやなあ・・・とほっこり懐かしくなるくらい山中にあります。

駐車場にある石碑。光あふれすぎて、光かがやきすぎ。




雷山観音様のオーラは紫のようです
紫の光がそこかしこにあふれます
この画像も、楼門の右側に紫の光がみえます

個人拝観料は400円ですが、「御祈願希望です」と伝えると、堂内でお支払いくださいと、そのまま中に案内されました。

建物内から観音堂にアクセスしたことがなかったので、果てしなく続く木の階段にちょっとビックリ。



観音堂は、平日にもかかわらず、御祈願の善男善女でにぎわっておりました。

観音堂内は撮影不可なので、画像はありませんが、巨大な国宝十一面千手千眼観音菩薩像に圧倒されます。

この観音様のパワーは、なんというか、グレートです。大きさ深さともに巨大です。圧巻のパワーが堂内に満ちあふれています。

はじめて参拝したときは圧倒されました。夢に出てくるような大きさです。それ以来、ずっと再訪したいと願いつづけ、今回やっと願いが叶ったというわけです。

再会した観音様は、記憶にのこるイメージよりは、ずっとまともな大きさでしたが、それでもやっぱり巨大でした。

この巨大感は、像と堂宇の大きさがつりあってないのが原因じゃないかと私は思います。ふつう、あの大きさの仏像を設置するには、もっと高くて広い建物でないといけないはず。それが、今でも山奥ですが、当時はさらに山奥すぎて、その余裕(面積や建築費?)がなかったのかもしれません。

でも、低く狭い堂宇いっぱいにぎっちりみっしり満ち満ちる観音様の波動は、それゆえ圧倒的で圧巻でパワフルなので、ある意味、その狭さが効果的なのかもしれません。

御祈願は、十数名いっしょにおこなわれました。

真言宗のお寺なので、般若心経やマントラなど、型通りの読経が続くのですが、その祈祷の言葉のなかに、神道の祝詞的な文言が挿入されていたので、あれ?と不思議に思いました。御祈祷の中でドンドンとひびく銅鑼のたたき方も激しく、神社的でもあり密教ならではの感じでもあり。

あとでお話をうかがうと、もともとこの観音像は、雷山の雷神社におまつりされていたそうです。その後、神仏分離がすすみ、今は残った千如寺大悲王院が観音像を護持し、おまつりされているそうです。それで、ご祈祷も神道的なひびきがあるんでしょう。納得。

あふれるばかりの観音パワーとご住職の渾身のご祈祷で御祈願が終わったあと、後ろの階段をのぼって、裏山に広がる五百羅漢を拝観しました。







庭にもどって散策。

手水舎にもしめ縄


紅葉で有名なモミジ。



千如寺大悲王院の本堂。



聖天堂。
聖天とは、いわゆるガネーシャです。
ガネちゃんとこんなところで会えるとは。
しっかりお祈りさせていただきました。



風穴。なんだったんでしょう?台風封じ?



いかにも「封じ」てます


雷山観音御朱印


sakurako

2019年2月13日

神仏巡礼2019~櫛田神社~

立春も過ぎ、梅も満開になり、今年はなんだか春の訪れが早いですねえ。

さて、今日は、フクオカンにはお馴染み過ぎて、あらためて参拝とか滅多にしないであろう、お櫛田さんに行ってまいりましたよ。

私も、遠来のお客さんを連れてとかイベントのときぐらいしか足を踏み入れることはなかったです。それもたいがい夜間なので(中州という場所柄か、夜もウェルカムムードで全開中)、夜にお参りしても、なんだかなぁな感じでした。

で、まず、なぜいま櫛田神社なのか?というところから、ちょっと説明させてください。

じつは、数年前、産土(うぶすな)神社鑑定をしてもらったところ、マイ産土神社は、祇園系の神社で、素戔嗚尊(スサノオノミコト)をおまつりしている神社だったのです。

判明してからさっそく帰省して参拝しましたが、いかんせん、実家自体が遠方で、その神社もまた不便なところにあるため、そう頻繁には参拝できないという悲しい事情があります。で、どうにかしてスサノオさんにまたご挨拶したいなあと、ずっと思っていたのです。

福岡県内でスサノオさんをおまつりしている神社を調べてみると、ななんと、灯台下暗し! 櫛田神社の三柱のご祭神のうちの一柱が、素戔嗚尊だったのです。「博多祇園山笠」って、まさに祇園やん。

これはぜひご挨拶に行かなくちゃと、タイミングを待っていました。
で、今日になりましたわ。





本当は、御祈願でもしてもらおうかなと思ったのですが、祈願受付所の垂れ幕には、「家内安全」とか「商売繁盛」の文字とともに、「不老長寿」が大きく書かれておりました。

いや、不老長寿までは望んでないけど・・・

と、ちょっと気恥しくなって、今回は御祈願はスルー。

さて、こちらには「霊泉 鶴の井戸」という湧き水があって、不老長寿の霊水として長く愛飲されてきたそうです。



今は飲水はできないので、私は両手で水を受けて、ついでに第三の目にもちょこっとつけて、不老長寿のごりやくをいただいてきました。不老も長寿もいりまへん、ほんの少し寿命を延ばすだけで十分です、って感じでしょうか。

霊泉は、拝殿の右横にあります。観光客の皆さんは正面ではしゃぎまくるのに忙しいですから、ちょっとはずれて横にあるこの水には目がいきません。不老長寿めあての方は、キョロキョロ見回して、発見して、ごりやくをいただいてくださいね。


小ぶりながらずっしりと重量感のある拝殿
櫛田神社の神様エネルギーは重みがあります
清涼感とかすがすがしさとか軽さとかとは無縁な感じなので
好みが分かれるところでしょうか


境内には、ひときわ美しい花木があり、おお、これほど華やかな梅は見たことないなあ…なんて、近づいて見たら、桜でした!
早咲きの「河津桜」です。ばっちり赤紫の光線も出てます。やっぱり神社はすごいなあ。











霊木は桜だけじゃありません。このイチョウの木も、さすがの波動です。





櫛田神社御朱印




2019年1月19日

神仏巡礼2019~筥崎宮~

初詣の勢いがとまりません(笑)。

あちこちお参りしていると、神社参拝のベストシーズンが1月だということが腑に落ちてきました。(遅いよ)

さて、今回参拝した神社は、福岡で一番有名な筥崎宮。
筑前一宮の地位を、住吉神社と分け合っているようです。
(正確にどっちかわからないらしい)

私事になりますが、はるか昔、20代のころ、筥崎宮近辺でバイトしておりました。
昼休みに毎日参道散歩。お潮井とりの浜辺で、ぼぉ~。(今は波辺は立ち入り禁止)

もちろん、バイト時代以降も、放生会に子ども達を連れてきたりしたこともありますが、正式な参拝って、かれこれ数十年ぶりになるでしょうか。

この日は、御祈願をする友達A子さん(仮名)のエスコートでやってきました。
ふたりとも、久しぶりの筥崎です。

底抜けに晴れ渡った冬日和。光あふれて、とても気持ちのいい日でした。
参道にも境内にも社殿にも光があふれ、神様もお喜びの様子。
オーブが舞っております。赤紫の光もブルーの光も、大盤振る舞いですわ。








社務所で御祈願の依頼をして、待合室で待っていると、ほどなく神職さんが迎えに来られました。この回の祈願祭は、若い女性とA子さんのみ。

私は待合室で待つ気満々でしたが、「お連れ様もよかったらどうぞ」と誘われて、えっ、ええんですか?やった~!てな調子で、一緒に内拝殿に参りましたよ。ウハウハ

で、御祈願祭がとどこおりなく執りおこなわれました。
名前こそ呼ばれなかったけど(あたりまえ)、私も同じように、幣や鈴のお祓いを受けました。サカキ奉納もA子さんと一緒にやらせてもらいました。ありがたいっ(涙)

今週は、思いがけなく、続けて祈願祭を体験することになりましたが、数日前に体験した赤間神宮の祈願祭は、異空間にワープするようなディープな儀式でしたが、筥崎宮のは、型通りに、淡々と、クールに、たおやかにおこなわれます。ぶっちゃけインパクトがないなぁと、その場では思いました。ですが、あとでじわじわきます。何が来るかって、スッキリ感。

どう表現すればいいか難しいですが、ふと気づくと、全身がスキッと軽やかになっている。しらずしらず背中に背負ってきた重いものが、なくなってる。という感じです。

筥崎宮のシンボルともいうべき扁額「敵国降伏」は、いかにも好戦的で、私はあまり好きではなかったのですが、この「敵」というのは、なにも外にあるものだけを指すんじゃないんですよね。内なる「敵」、つまり自分にとってマイナスなもの、負担なもの、それらを打ち負かすのが、箱崎の神様のパワーなんじゃないかと。

自分にとってマイナスなものを、切れ味するどい刃でスパッと切る。もっと正確にいうと、見えない刃だから、切り下ろした刃がおこす風で切る、風が吹き飛ばす、という感じでしょうか。祈願祭のご相伴にあずかって、そのパワーを実感いたしました。

福岡では、企業戦士も野球選手もサッカー選手もみんな箱崎にお参りにきますが、他社や他チームに勝つため、というよりむしろ、己れに打ち勝つためのパワーをもらっているんだなあと、はじめて知りました。ほんとうにスッキリします。


さて、参拝も終わり、ちょうどランチタイムだったので、とある筋から得た情報をもとに、ナガタパンさんにご入店。


レトロな店構えとキビキビ動くスタッフさんが、商品の質の高さを期待させてくれます。
2階にイートインスペースがあるので、無料コーヒーを持って、2階でいただきました。
すっごい美味しかったです!

この日の参拝は、本当にいいことづくめでしたわ。
神様、ありがとうございます!






sakurako

2019年1月16日

神仏巡礼2019~赤間神宮(下関市)~

前回記事、宗像大社の続きです。

連休最後の混雑日に宗像大社に参拝し、遅れに遅れたバスとJRを乗り継いで、ようやく下関にたどりつきました。

駅前の天然温泉ホテルに泊まって久しぶりに露天を堪能し、翌朝、いよいよ赤間神宮参詣です。

お正月から成人式連休までの期間は、神社にとって、一年で最も繁忙な時期だと思います。そんな繁忙期あけの日は、きっとスタッフ(神職&巫女)さんもお休みの方が多くて、もしかしたら「ご祈願?あ、すんません。今日、やってないです」とか言われるかも・・・と、情けない予感に襲われつつ、どんより曇った空から落ちる小雨にぬれながら、念願の参拝だというのに、いまいち明るくなれない気分で向かいました。

赤間神宮は、ご存じ、壇之浦に散った幼帝安徳天皇をおまつりする神社です。



神社の目の前には、関門海峡壇ノ浦。対岸には門司港レトロ展望タワーのタワマンが臨めます。



赤間神宮と私とのご縁は、去年から始まりました。
期間は短いけれど、話せば長い友情物語なので、きらりに来られたときにどうぞお尋ねください。縷々、語らしてもらいます。



竜宮城のようなご神門をくぐり、手水舎で手を清め、拝殿へとあがっていきます。
連休明けでも、参拝客は途切れなく来られています。
開店休業とか、これだけの神社では、ありえないことですよねやっぱり。



はじめての参拝なので、まずは拝殿で型通りお参りさせていただきました。



拝殿前に立つと、奥の神殿から、ものすごい清冽な気が、ふ~~~っと吹いてきます。
ほかの神社では感じたことのない、涼やかで、すがすがしく、軽く、明るく、みずみずしい風です。
不思議に思ってよく見ると、中に人工の池があるのです。
この特異な清冽さは、神殿から降りてくる気が池の上を通るとき、水精をともなうからでしょうか。不思議な作りです。

横の社務所で御祈願のお願いをしました。
拝殿内の待合室で少し待っていると、若い神職さんが来られて、内拝殿に案内されました。そこで、祈願祭がおこなわれます。

連休明けの午前中ということもあってか、私ひとりでした。
予想通り、巫女さんなしで、神職さんのみによる祈願際。
巫女舞フェチではないから、これは全然OKよ。

昔、宇佐神宮で、同じように一人だけで御祈願を受けたときは、巫女さん二人による巫女舞を奉納していただいて、えらく恐縮した経験があります。かぶりつきの席ではじめて巫女舞を観賞し、でも、どんな顔してればいいのか、正直ものすごく気をつかいました。今回はそんな気づかい無用な展開で、ある意味、助かった。

さて、御祈願がはじまる前に、祈願内容について、さらに突っ込んだ質問を受けます。
確かに、通りいっぺんな祈願内容だけ把握しても、神様に奏上するとき情報不足だよなと思ったので、根掘り葉掘り聞かれても、別に失礼な感じはなにもありません。むしろ、そこまで把握してお伝えしてくれるのかと、ありがたい気持ちでいっぱいでした。すごく親身に聞いてくれます。

で、いよいよ祈願祭がはじまりました。

いやあ、もうビックリですわ。

こんなド迫力な音響効果と音声効果で騒がれたら、神様、居眠りしてても、ぜったい起きてくるよね、というくらい、迫力満点の笛と太鼓と祝詞の連続です。(神職さんひとりですべてされます)

奥の神殿から神様が下りて来られたかどうかは、まったくわからなかったけど、途中から、鳥のさえずりがすごいことに気づきました。森林浴のCDかけてんのか?と思うくらい、涼やかな鳥の鳴き声が響きわたり、それがまたひっきりなしに、やむことなく聞こえてくるのです。どこからくるのか、風もふわーっと吹いてきます。

地の底から鳴り響くような太鼓の音と、全身全霊をこめた渾身の祝詞の奏上で、こちらも一気にご神気に包まれ感応していくのが分かります。すごい祈願祭です。

すべて終わったあと、ふと気がつくと、さっきまでどんより曇っていたはずが、陽がさしこんで、まわりがすっかり光に包まれているではありませんかっ。(この日、陽がさしたのはこのときだけ)

聞きしにまさる赤間神宮の神様パワー。
すっかりファンになっちゃいました。
今後の展開を、しずかに受け取ろうと思います。

海峡がみえるこのアングルが
いちばん赤間神宮らしいと思う

おみくじは
お約束通り
大吉!



sakurako